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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第11章 新婚さんの邪魔者―眞彩side-
「二人でコソコソ何内緒話してんだよ!?」
「別に…拓真さんに関係のないコトです」
私は柚希の前に淹れたてのコーヒーカップを置く。
「サンキュー眞彩」
「コーヒーを準備したのは柾貴さんです。私はカップを用意しただけ」
私は柚希の隣に腰を下ろす。
「今度の日曜日、柚希も休みだと言っていた。眞彩ちゃんさえ良ければ、ウチに遊びに来いよ。小陽にも話しておくから・・・」
「いいんですか?」
私と柚希は見つめ合う。
「喜んで、遊びに行きます」
「土産は柾貴に渡したから・・・俺は帰るよ」
先にコーヒーを飲み干した拓真さんは腰を上げた。
私達は3人で玄関先まで見送った。リビングに戻ろうと踵を返し、廊下を歩きながら話をする。
「奈那子さん、妊娠してるんだろ?柾貴」
「柚希、知ってたのか・・・」
「だって、ウチの産婦人科外来の待合でこの間、会ったから・・・」
「何もしなくても、赤ちゃん、デキる所にはデキるんだな・・・稜真がパパって信じられない」
柚希の口から奈那子の名前を訊くと胸の奥がギュッと締め付けられる。
彩名さんが生きていたら、奈那子さんと瓜二つだったかもしれないから。
3人でリビングに戻り、拓真さんがお土産に持って来た博多のひよこ饅頭を頬張った。
「別に…拓真さんに関係のないコトです」
私は柚希の前に淹れたてのコーヒーカップを置く。
「サンキュー眞彩」
「コーヒーを準備したのは柾貴さんです。私はカップを用意しただけ」
私は柚希の隣に腰を下ろす。
「今度の日曜日、柚希も休みだと言っていた。眞彩ちゃんさえ良ければ、ウチに遊びに来いよ。小陽にも話しておくから・・・」
「いいんですか?」
私と柚希は見つめ合う。
「喜んで、遊びに行きます」
「土産は柾貴に渡したから・・・俺は帰るよ」
先にコーヒーを飲み干した拓真さんは腰を上げた。
私達は3人で玄関先まで見送った。リビングに戻ろうと踵を返し、廊下を歩きながら話をする。
「奈那子さん、妊娠してるんだろ?柾貴」
「柚希、知ってたのか・・・」
「だって、ウチの産婦人科外来の待合でこの間、会ったから・・・」
「何もしなくても、赤ちゃん、デキる所にはデキるんだな・・・稜真がパパって信じられない」
柚希の口から奈那子の名前を訊くと胸の奥がギュッと締め付けられる。
彩名さんが生きていたら、奈那子さんと瓜二つだったかもしれないから。
3人でリビングに戻り、拓真さんがお土産に持って来た博多のひよこ饅頭を頬張った。