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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第12章 産業医の淫らな診察―眞彩side-
社長に言われ、昼休み…医務室に来たけど…大勢の女子社員達が列を作っていた。

私はその列を見て諦めて、社長室に戻る。


「早いお帰りだね・・・眞彩さん」

「いえ・・・柚希が産業医だから・・・挙って女子社員達が大勢押しかけていて・・・諦めたと言うか・・・」

「そっか・・・君は柚希の奥さんなのに。残念だね」

「いえ」
私は嘆息しながらデスクに戻り、スリープさせたノートパソコンを立ち上げる。

私はカタカタとキーを叩き、文書作成していると社長が電話の受話器を手に持ち、内線を掛ける。


「あ…柚希か・・・至急、社長室に…朝から顔色悪い子が居るんだ。診てもらえないか?」

「社、社長!!?」

私はキーを叩くのを止めて社長を見た。


「診て貰えるって」

「私は別に・・・」

「白衣姿の柚希、カッコイイだろ?俺は会議だから…留守よろしく。眞彩さん」

社長は私を残して、資料を手に持って出て行ってしまった。

社長室に一人残された私は白衣姿の柚希を待つコトに。
待つコト10分ーーー・・・

コンコンとドアをノック音。

「産業医の相馬です」

「あ、はい」

私はドアを開けて、柚希を中に入れた。

「父さんは?」

「社長は会議中です」

白いシャツに今朝、私が選んだ紺系のストライプ柄のネクタイを締め、白衣に身を包む柚希。ドクターらしく、首に聴診器を掛けていた。
社長じゃないけど、私も白衣姿の柚希はカッコイイと思う。思わず、自分の旦那サマなのに見惚れてしまった。







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