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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第13章 余命宣告
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説明を終え、後は親族の話し合いで、柚希が治療方針を決めると、村角医師に伝え、全員で診察室を出た。
「このまま、お父さんには告知しないの?姉さん」
「その方がいいかと思うけど・・・どう思う?柚希」
「・・・告知しなくても…勘の鋭い爺ちゃんだ。気づいているかもしれない」
「そうだな・・・柚希の言う通りだ」
「・・・半年か・・・まさか…そんなに悪いなんて…夢にも思わなかった」
離れて暮らす未祐さんから思えば、青天の霹靂のような出来事。
私は少しだけ、お爺様のコトを気にかけてしまった。
「・・・村角先生の勧める緩和療法を、俺も勧める」
「・・・緩和療法は癌の痛みを和らげるだけの治療でしょ?進行は止められないんじゃないの?」
「母さん・・・!?」
早祐さんは声を荒立てて、柚希に反論した。
「早祐お前のキモチも分かるが・・・」
「私は賛成できないわ!!」
早祐さんは一人で足早に行ってしまった。
「私がお姉さんを追うわ。尚貴さん」
「お願いします。未祐さん」
「母さん・・・あまりのショックで頭が混乱してるな」
「無理もないさ」
「キモチは分からないワケじゃないけど・・・」
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説明を終え、後は親族の話し合いで、柚希が治療方針を決めると、村角医師に伝え、全員で診察室を出た。
「このまま、お父さんには告知しないの?姉さん」
「その方がいいかと思うけど・・・どう思う?柚希」
「・・・告知しなくても…勘の鋭い爺ちゃんだ。気づいているかもしれない」
「そうだな・・・柚希の言う通りだ」
「・・・半年か・・・まさか…そんなに悪いなんて…夢にも思わなかった」
離れて暮らす未祐さんから思えば、青天の霹靂のような出来事。
私は少しだけ、お爺様のコトを気にかけてしまった。
「・・・村角先生の勧める緩和療法を、俺も勧める」
「・・・緩和療法は癌の痛みを和らげるだけの治療でしょ?進行は止められないんじゃないの?」
「母さん・・・!?」
早祐さんは声を荒立てて、柚希に反論した。
「早祐お前のキモチも分かるが・・・」
「私は賛成できないわ!!」
早祐さんは一人で足早に行ってしまった。
「私がお姉さんを追うわ。尚貴さん」
「お願いします。未祐さん」
「母さん・・・あまりのショックで頭が混乱してるな」
「無理もないさ」
「キモチは分からないワケじゃないけど・・・」