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第2章 彼女との関係―柚希side－

「モテる男は直ぐにオンナが出来るんだな…羨ましい」

俺と眞彩が会ったのは3ヵ月振り。
もう、眞彩とはダメかと思ったけど、彼女は3ヵ月間放置しても健気に俺の連絡を待っていた。
眞彩は俺に他のセフレが居ると言い張るが、俺以外に男は居ない。


彼女は俺に嘘を付いている。

俺はそんな彼女の嘘をとっくに見抜いているのに、今の関係を壊したくなくて・・・


眞彩は恨みゴトは言わないし、俺の都合に合わせてくれる。そして、何よりもカラダの相性がいい。


でも、彼女は『桐生建設』の社長令嬢。


こんな関係はそう長くは続かない。後、どれぐらい持つかな？


「麺がのびてるよ。相馬先生」

大泉先生に言われ、俺はハッとして、カップ麺の中を覗き込んだ。
言われた通り、中の麺はのびていた。


俺は仕方がなくのびた麺を啜った。