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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第13章 余命宣告
湾岸線を通り、東京湾に面して造られた人工島「東京ベイランド」を目指す。
一番最初に開拓された南側の位置にあるのが「ドラゴンホテル東京ベイ」
日本のホテル王「小早川グループ」の老舗ホテル。
白亜の三日月型の外観の形が特徴だった。
「このホテルは俺の父が建てたホテルだ!!」
「へぇー」
「その後の改装や別棟の拡張工事はこの俺が請け負った。
まぁ、無理を言っても、この俺の顔で実現してくれるだろう・・・」
「・・・」
香川さんは地下駐車場にベントレーを停車させた。
私達を待っていたのは、ホテル王の小早川聖斗(コバヤカワキヨト)社長の長男の晃祐(コウスケ)さんだった。
「晃祐君か…久しぶりだな」
「お久しぶりで御座います。桐生会長」
彼は物腰の柔らかな口調で私たちを出迎えた。
晃祐さんと会うのは10年振り。
小早川家とは家族ぐるみの付き合いだった。
黒髪を綺麗にセットし、黒服姿の彼。
鼻筋も通り、長身のイケメン。
柚希が隣にいると言うのに、晃祐さんにときめいてしまった。
「電話で秘書の香川が話した通り・・・近日中に、孫の眞彩と相馬祐早斗の孫・柚希君の結婚披露宴を行いたい」
「このような場所での立ち話ではなく、部屋にご案内させていただきます。桐生会長」
「それもそうだな・・・行くぞ、眞彩、柚希君」
「はい」
一番最初に開拓された南側の位置にあるのが「ドラゴンホテル東京ベイ」
日本のホテル王「小早川グループ」の老舗ホテル。
白亜の三日月型の外観の形が特徴だった。
「このホテルは俺の父が建てたホテルだ!!」
「へぇー」
「その後の改装や別棟の拡張工事はこの俺が請け負った。
まぁ、無理を言っても、この俺の顔で実現してくれるだろう・・・」
「・・・」
香川さんは地下駐車場にベントレーを停車させた。
私達を待っていたのは、ホテル王の小早川聖斗(コバヤカワキヨト)社長の長男の晃祐(コウスケ)さんだった。
「晃祐君か…久しぶりだな」
「お久しぶりで御座います。桐生会長」
彼は物腰の柔らかな口調で私たちを出迎えた。
晃祐さんと会うのは10年振り。
小早川家とは家族ぐるみの付き合いだった。
黒髪を綺麗にセットし、黒服姿の彼。
鼻筋も通り、長身のイケメン。
柚希が隣にいると言うのに、晃祐さんにときめいてしまった。
「電話で秘書の香川が話した通り・・・近日中に、孫の眞彩と相馬祐早斗の孫・柚希君の結婚披露宴を行いたい」
「このような場所での立ち話ではなく、部屋にご案内させていただきます。桐生会長」
「それもそうだな・・・行くぞ、眞彩、柚希君」
「はい」