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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第13章 余命宣告
お爺様と3人で日取りだけは決め、後は私と柚希の二人で細かい部分は決めるコトした。

「本当に申し訳ございません。晃祐さん」

「いいんですよ」

ウエディングプランナーの能瀬さんに教えられながら、晃祐さんは私たちの結婚披露宴の内容を決めていった。

「大体は決められましたね…費用の見積もりは後日、新郎の柚希様の方にこの私がお届け致しますので、ご安心を」

「別にパソコンのメールに添付して頂ければ・・・」

「そういうワケにはいきません。本来は父が受けるはずだった話。
父は只今海外出張中なもので、この私が受けたんです。最後まで、責任を持ち、お二人の門出をお祝いしたいと思います」

「では、お願いします」

「見積もりの計算はこの私が致します。支配人」

「そう?じゃ、能瀬に任せるよ」

能瀬さんが支配人の書いた見積もり書を受け取った。

「次は衣装合わせ致しますので、2階のブライダルサロンへとご案内致します」

能瀬さんは私たちをブライダルサロンへと案内した。

「支配人は責任感の強い人ですね」

「・・・半年前にフランスから戻ったばかりで、仕事に慣れようと必死なんです」

「そうなんだ・・・」

「今は総支配人不在。
総支配人の不在中に舞い込んだ大きな話で、私自身も戸惑っておりますが、お二人の門出を支配人と共に、お力添え致します」

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