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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第13章 余命宣告
ー柚希side-
爺ちゃんの癌の進行は俺の予想以上に進行していた。
余命半年。
ーーーそれが爺ちゃんの命の期限。
それを知った桐生様は俺と眞彩の結婚を急がせた。
日取りは今日から1ヵ月後の大安吉日。
場所は『ドラゴンホテル東京ベイ』
翌日、回診から医局に戻った俺に客人が来たと大泉先生に言われた。
「誰?」
「『ドラゴンホテル東京ベイ』の支配人だと言ってたよ」
「えっ!?あ・・・そう…ありがとう。彼は何処に?」
「カンファレンスルームに待たせてある」
「ありがとう」
俺は電子カルテをデスクにおいて、急いで、カンファレンスルームに走った。
「お待たせして、申し訳ありません。支配人」
「・・・お忙しい中、申し訳ありません」
昨日の黒服とは打って変わり、彼はリーマンのように紺のスーツに身を包んでいた。
互いに椅子に腰を下ろした。
「これが相馬家・桐生家の結婚披露宴の見積もりです」
俺は正式な見積り書に目を通した。
「最高級のグレードで選ばせてもらいましたが、金額はこれだけでいいんですか?」
「海外出張中の父とも連絡を取り、この金額でいいと了承を得ました」
「桐生家のおかげと言うコトだね・・・」
「・・・あくまで、見積もりなので、正式な請求書は、多少割り増しになると思います」
晃祐さんはそう説明しながら、見積書を封筒に入れた。
「晃祐さんはしっかりしているようだけど・・・何歳ですか?」
「私は今年27歳になります」
「27歳か・・・」
「・・・柚希さんは?」
「俺は29歳だ」
「2歳上ですか・・・」
「・・・両家の親戚の招待客のリストは桐生様と柚希様の父親の相馬尚貴様から預かりましたので、後はお二人の招待客のリストを早急にご提出ください」
「わかりました。眞彩と二人で話し合い、早急に提出します」
爺ちゃんの癌の進行は俺の予想以上に進行していた。
余命半年。
ーーーそれが爺ちゃんの命の期限。
それを知った桐生様は俺と眞彩の結婚を急がせた。
日取りは今日から1ヵ月後の大安吉日。
場所は『ドラゴンホテル東京ベイ』
翌日、回診から医局に戻った俺に客人が来たと大泉先生に言われた。
「誰?」
「『ドラゴンホテル東京ベイ』の支配人だと言ってたよ」
「えっ!?あ・・・そう…ありがとう。彼は何処に?」
「カンファレンスルームに待たせてある」
「ありがとう」
俺は電子カルテをデスクにおいて、急いで、カンファレンスルームに走った。
「お待たせして、申し訳ありません。支配人」
「・・・お忙しい中、申し訳ありません」
昨日の黒服とは打って変わり、彼はリーマンのように紺のスーツに身を包んでいた。
互いに椅子に腰を下ろした。
「これが相馬家・桐生家の結婚披露宴の見積もりです」
俺は正式な見積り書に目を通した。
「最高級のグレードで選ばせてもらいましたが、金額はこれだけでいいんですか?」
「海外出張中の父とも連絡を取り、この金額でいいと了承を得ました」
「桐生家のおかげと言うコトだね・・・」
「・・・あくまで、見積もりなので、正式な請求書は、多少割り増しになると思います」
晃祐さんはそう説明しながら、見積書を封筒に入れた。
「晃祐さんはしっかりしているようだけど・・・何歳ですか?」
「私は今年27歳になります」
「27歳か・・・」
「・・・柚希さんは?」
「俺は29歳だ」
「2歳上ですか・・・」
「・・・両家の親戚の招待客のリストは桐生様と柚希様の父親の相馬尚貴様から預かりましたので、後はお二人の招待客のリストを早急にご提出ください」
「わかりました。眞彩と二人で話し合い、早急に提出します」