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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第14章 すれ違い
ー眞彩side-
週末、クランケの急変で緊急手術が入ってしまい、拓真さんと小陽さんのタワマンにお邪魔する予定は流れてしまった。
昨晩、夜遅く出張から帰宅した柾貴さんと今朝リビングで顔を合わせた。
「柚希は病院だろ?」
柾貴さんは柚希の事情を知っている様子。
「はい、手術が決まっていたクランケさんの容態が急変して、緊急手術が昨日行われたと言うか・・そのまま病院に泊まりました」
「そのクランケって、たぶん奈那子さんの妹の弥映子(ヤエコ)ちゃんだと思うよ」
「奈那子さんの妹?」
「柚希から何も訊いてないの?
奈那子さんの妹の弥英子ちゃんは心臓病で、「清友会」に入院しているんだ。彼女の主治医が柚希なんだ。近く、手術する予定だと訊いていた。でも、昨日容態が急変して、緊急手術したと俺たちの所にも奈那子さんから連絡が入ったよ」
「そうなんだ・・・」
そこまで、詳しくは教えてくれなかったーーー・・・
「どうしたの?眞彩さん」
「いえ、あ・・・コーヒー淹れましょうか?」
「ありがとう」
私はキッチンへと引っ込んだ。
週末、クランケの急変で緊急手術が入ってしまい、拓真さんと小陽さんのタワマンにお邪魔する予定は流れてしまった。
昨晩、夜遅く出張から帰宅した柾貴さんと今朝リビングで顔を合わせた。
「柚希は病院だろ?」
柾貴さんは柚希の事情を知っている様子。
「はい、手術が決まっていたクランケさんの容態が急変して、緊急手術が昨日行われたと言うか・・そのまま病院に泊まりました」
「そのクランケって、たぶん奈那子さんの妹の弥映子(ヤエコ)ちゃんだと思うよ」
「奈那子さんの妹?」
「柚希から何も訊いてないの?
奈那子さんの妹の弥英子ちゃんは心臓病で、「清友会」に入院しているんだ。彼女の主治医が柚希なんだ。近く、手術する予定だと訊いていた。でも、昨日容態が急変して、緊急手術したと俺たちの所にも奈那子さんから連絡が入ったよ」
「そうなんだ・・・」
そこまで、詳しくは教えてくれなかったーーー・・・
「どうしたの?眞彩さん」
「いえ、あ・・・コーヒー淹れましょうか?」
「ありがとう」
私はキッチンへと引っ込んだ。