この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第14章 すれ違い
柚希から今夜も泊まるから着替えを届けて欲しいと言う『LINE』が届いた。
私は既読し、了解しましたとスタンプを添え、送信。
自分の支度を終えた後、柚希の着替えを小さめのボストンバックに詰め込み、出社した。
奈那子さんが絡むと私の胸が必要以上にざわつく。
ーーーーきっと柚希の初恋の人に似てるからだろう。
彩名さんが生きていれば、柚希は彼女と結ばれていた。
私の方には見向きしなかっただろうに。
「今日は元気がないね。眞彩ちゃん」
「申し訳ありません。相馬社長」
凡ミスを犯し、いつもよりも元気のない私。
そんな私を相馬社長は気遣ってくれた。
「柚希と喧嘩した?」
「いえ・・・別に・・・」
「マリッジブルーと言うヤツ?」
「いえ・・・」
「まぁ、何かあれば、俺に相談してね。柚希のヤツは少し女心に疎い所があるから・・・」
「別に疎くはありませんよ・・・」
「そう?」
「はい」
「なら、いいんだけど・・・」
相馬社長は柔らかい笑みを浮かべて、書類を受け取ると目を通し始めた。
私はデスクに戻り、スリープさせたノートパソコンを再び起動させた。
私は既読し、了解しましたとスタンプを添え、送信。
自分の支度を終えた後、柚希の着替えを小さめのボストンバックに詰め込み、出社した。
奈那子さんが絡むと私の胸が必要以上にざわつく。
ーーーーきっと柚希の初恋の人に似てるからだろう。
彩名さんが生きていれば、柚希は彼女と結ばれていた。
私の方には見向きしなかっただろうに。
「今日は元気がないね。眞彩ちゃん」
「申し訳ありません。相馬社長」
凡ミスを犯し、いつもよりも元気のない私。
そんな私を相馬社長は気遣ってくれた。
「柚希と喧嘩した?」
「いえ・・・別に・・・」
「マリッジブルーと言うヤツ?」
「いえ・・・」
「まぁ、何かあれば、俺に相談してね。柚希のヤツは少し女心に疎い所があるから・・・」
「別に疎くはありませんよ・・・」
「そう?」
「はい」
「なら、いいんだけど・・・」
相馬社長は柔らかい笑みを浮かべて、書類を受け取ると目を通し始めた。
私はデスクに戻り、スリープさせたノートパソコンを再び起動させた。