この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第14章 すれ違い
本田先生に言われ、心筋梗塞の初老の男性の処置に当たった。

本田先生は他の救急患者の処置をしていた。

「終わったぞ」

「若い男性が一人搬送されてきた。診てくれ。相馬先生」

「人使い荒いんだから・・・」
現場もそうだけど、常に人手不足なのは、医局長の本田先生の強引な性格も影響していた。

搬送された患者の顔を見て、驚いた。

「晃祐さん?」

彼に付き添う眞彩の姿にはもっと驚いたーーー・・・

「彼の名前は小早川晃祐、27歳。
仕事中に突然、意識を失った模様です」

救急隊員からカルテを預かり、引き継いだ。

俺は眞彩に晃祐さんと居た理由を訊くと、彼女を廊下に押し出した。

******

晃祐さんは唯の過労と寝不足で意識を失ったようで、点滴だけの簡単な処置で済んだ。


俺は廊下で待つ眞彩の元に急いだ。

「眞彩」

「柚希・・・晃祐さんの具合は?」

「彼が意識を失い倒れたのは唯の過労と寝不足からだ・・・大したコトないさ」

「・・・私たちのせいよね。
彼には私たちの結婚披露宴で無理させているもん」

「・・・それだけではないと思うけど・・・」

晃祐さんのカラダを心配する眞彩。

俺は少しだけ、晃祐さんに嫉妬する。

「俺は意識の戻った弥英子ちゃんの元に戻る」

「弥英子ちゃん、意識が戻ったんだ・・・」

「晃祐さんが心配なら、付き添ってやればいい」

「そうするわ」

「・・・なんだよ・・・なんで、そんなに晃祐さんを心配するんだ?」

「・・・なんで怒るのよ!?」

/258ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ