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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第15章 愛しき人
私は柚希と共に、晃祐さんの病室は出た。

「あれだけ元気なら、1週間入院する必要もないな」

「はい」

「夕都さんと話してる時の晃祐さん、支配人の時とは別人みたいでしたね」

「んっ、あ…そりゃ、身内が相手なんだ…客相手に話してるんじゃないからな・・・」

「そうですね」

「それよりも眞彩、話がある」

「えっ?」

柚希は急に立ち止まり、カンファレンスルームのドアの空き室となっているプレートを使用中にして、私と中に入った。

真っ暗な部屋。
柚希は手探りで明かりのスイッチを押して、点ける。

「どうしたの?急に」

オフィスで言えば、会議室。

「俺の前で、晃祐さんと親し気に話しをするし・・・どう言うつもりだ?」

「どういうつもりって・・・晃祐さんとは昔からの家族ぐるみでお付き合いしていたと説明しましたよ」

「・・・それは訊いたけど・・・」

柚希は私を抱き締めて、強引にキスを落とした。
彼の舌が性急に私の口内に入り込んで、乱暴に舌を絡め取っていく。



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