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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第17章 結婚披露宴ー柚希side-
控室に戻ると、今日、俺たちの披露宴の司会を務めてくれる晃祐さんが正装のブラックスーツを着て、挨拶に来ていた。
「柚希様、本日は誠におめでとうございます」
「次は晃祐君の番だと言っていた所だよ」
父さんが冗談めかしに言った。
「私はまだまだ・・・支配人として半人前の身。結婚なんて、ずっと先のお話ですよ。相馬社長」
「ウチの柚希だって、結婚は全く考えていなかったよな」
「そうだっけ?」
俺は父さんに抗い、惚けた。
「では、後程…私はこれで失礼致します」
晃祐さんは笑顔で、軽く頭を下げて出て行った。
晃祐さんが出た後、すぐにスタッフの人たちが俺たちを呼びに来て、全員チャペルへと移動した。
父さんが爺ちゃんの車椅子を押していく。
「いよいよですね・・・」
「相馬家と桐生家が親戚になるなんて・・・」
「・・・美苑にも見せてやりたかったな・・・柚希の結婚式」
「・・・空の何処かで婆ちゃんも見ているさ」
「・・・美苑の居る場所に早く行きたいな・・・」
「爺ちゃん・・・」
「冗談だ。柚希・・・ひ孫の顔を見るまでは逝かないからな・・・」
「ひ孫、ひ孫ってそればっかり・・・」
「柚希様、本日は誠におめでとうございます」
「次は晃祐君の番だと言っていた所だよ」
父さんが冗談めかしに言った。
「私はまだまだ・・・支配人として半人前の身。結婚なんて、ずっと先のお話ですよ。相馬社長」
「ウチの柚希だって、結婚は全く考えていなかったよな」
「そうだっけ?」
俺は父さんに抗い、惚けた。
「では、後程…私はこれで失礼致します」
晃祐さんは笑顔で、軽く頭を下げて出て行った。
晃祐さんが出た後、すぐにスタッフの人たちが俺たちを呼びに来て、全員チャペルへと移動した。
父さんが爺ちゃんの車椅子を押していく。
「いよいよですね・・・」
「相馬家と桐生家が親戚になるなんて・・・」
「・・・美苑にも見せてやりたかったな・・・柚希の結婚式」
「・・・空の何処かで婆ちゃんも見ているさ」
「・・・美苑の居る場所に早く行きたいな・・・」
「爺ちゃん・・・」
「冗談だ。柚希・・・ひ孫の顔を見るまでは逝かないからな・・・」
「ひ孫、ひ孫ってそればっかり・・・」