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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第20章 二人のカラダ
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その日の夜、祐早斗様の寝室に二人で足を運んだ。

顔を合わせながら、直接私の妊娠を伝えたかった。

「・・・捺から訊いた・・・妊娠したそうだな・・・」

「・・・」
あれほど、お爺様には私が祐早斗様に直接と伝えると言い張り、念まで押したのに。

「妊娠7週目だって・・・まだ、赤ちゃんの心音はカラダがちぃちゃくて、確認できなかったけど・・・」

「そうか・・・俺もひ孫の顔を見るまで、生きないとな・・・」

自宅療養しながら、今は最近、認可された抗がん剤の投与。
祐早斗様の癌の進行は止まり、穏やかな日々を過ごせていた。


「爺ちゃん・・・」

「・・・祐早斗お前、医師としての仕事忙しいと思うが、眞彩ちゃんは普通のカラダじゃないんだ…労わってやるんだぞ」


「言われなくても、わかってるよ」

「なら、いい・・・」


祐早斗様はカラダを横たえる。

「爺ちゃん、倒すよ」

「頼む」
柚希はリモコンでベットを倒していった。

「柚希、ありがとう…俺のわがままを訊いてくれて」

「何言ってるの・・・俺だって望んだコトだ。子供が欲しいのは俺も眞彩も同じさ」




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