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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第21章 妊娠経過
「私の中に宿った柚希と私の子は国が指定している難病なのね・・・」
「でも、大丈夫だ。高木院長が俺たちの子の為にプロジェクトチームを院内に作ってくれる」
「柚希はそのチームのメンバーなの?」
「勿論」
俺は胸を張って返す。
ーーーー俺は彩名の命を救う為に医者を志したが、彼女の命は救えなかった。
でも、我が子の命はこの手で救える。救いたい。
「その為にも、眞彩にはできるだけその子を胎内に留めさせ、大きく育てて貰いたい。
手術を受けるその子には大きなカラダと体力が必要だ。頼む。眞彩。
悲観せずに、俺たちを信じてくれ」
「柚…希」
「眞彩」
「・・・悲観なんてしてないわよ。柚希。柚希の言葉は分かった。
私はママとして、この子を頑張ってお腹の中で育てる」
「眞彩、ありがとう・・・」
「生まれた後のコトは、柚希に一任するからね・・・」
「わかってる」
眞彩は強い女性だった。
桐生会長は眞彩の性格を気に掛けていたが。
彼女を強くしたのは俺じゃないと思う・・・
眞彩のお腹の中に居る我が子だ・・・
俺以上に親としての自覚に自負する彼女を尊敬したーーー・・・
そして、俺はいい女性は巡り合い、妻に迎えたと思った。
「二人で乗り越えていこうな。眞彩」
俺はそっと眞彩の唇にキスを落とした。
「でも、大丈夫だ。高木院長が俺たちの子の為にプロジェクトチームを院内に作ってくれる」
「柚希はそのチームのメンバーなの?」
「勿論」
俺は胸を張って返す。
ーーーー俺は彩名の命を救う為に医者を志したが、彼女の命は救えなかった。
でも、我が子の命はこの手で救える。救いたい。
「その為にも、眞彩にはできるだけその子を胎内に留めさせ、大きく育てて貰いたい。
手術を受けるその子には大きなカラダと体力が必要だ。頼む。眞彩。
悲観せずに、俺たちを信じてくれ」
「柚…希」
「眞彩」
「・・・悲観なんてしてないわよ。柚希。柚希の言葉は分かった。
私はママとして、この子を頑張ってお腹の中で育てる」
「眞彩、ありがとう・・・」
「生まれた後のコトは、柚希に一任するからね・・・」
「わかってる」
眞彩は強い女性だった。
桐生会長は眞彩の性格を気に掛けていたが。
彼女を強くしたのは俺じゃないと思う・・・
眞彩のお腹の中に居る我が子だ・・・
俺以上に親としての自覚に自負する彼女を尊敬したーーー・・・
そして、俺はいい女性は巡り合い、妻に迎えたと思った。
「二人で乗り越えていこうな。眞彩」
俺はそっと眞彩の唇にキスを落とした。