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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第22章 初恋の想い出
ー眞彩side-
「俺達はこれで」と拓真さん達は私達に気を利かせ、早々に帰ってしまった。
「もう少しゆっくりしてもいいのにな・・・」
「柚希、稜真さんとも普通に話出来るようになったのね・・・」
「ん、あ・・・」
柚希は照れ臭そうに後ろ髪を掻く。
稜真さんのせいで、彩名さんは死んだと柚希はずっと・・・稜真さんを恨み続けていた。
でも、柚希の態度を見ると、それは筋違いだとようやく理解できたよう。
「稜真には本当に申し訳ないと思っている」
「柚…希」
「彩名を失って、悲しいのは俺だけではなかったはずなのに。稜真だって同じ思いだったはずなのに・・・」
柚希は稜真さんを恨んだ自分自身を悔いていた。
「今からでも遅くないと思う」
「そうかな?」
「うん」
私は強く頷いた。
「俺達はこれで」と拓真さん達は私達に気を利かせ、早々に帰ってしまった。
「もう少しゆっくりしてもいいのにな・・・」
「柚希、稜真さんとも普通に話出来るようになったのね・・・」
「ん、あ・・・」
柚希は照れ臭そうに後ろ髪を掻く。
稜真さんのせいで、彩名さんは死んだと柚希はずっと・・・稜真さんを恨み続けていた。
でも、柚希の態度を見ると、それは筋違いだとようやく理解できたよう。
「稜真には本当に申し訳ないと思っている」
「柚…希」
「彩名を失って、悲しいのは俺だけではなかったはずなのに。稜真だって同じ思いだったはずなのに・・・」
柚希は稜真さんを恨んだ自分自身を悔いていた。
「今からでも遅くないと思う」
「そうかな?」
「うん」
私は強く頷いた。