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第3章 思わぬ相手―眞彩side－

「もしもし…俺だけど」

――――柚希か・・・お義父さんが発作を起こしてお前の病院に運ばれた。病院にお前の姿はないが…今何処に居る？


「え、あ・・・」
柚希はチラッと私を見た。

「今日は医師会があって…知り合いの医師たちと飲んでる所だ」

―――――そうか

「俺も直ぐに病院に向かう」


――――――分かった。母さんと待ってるぞ


柚希は通話を切り、スマホを握り締める。


「爺ちゃんが発作を起こして、俺の病院に搬送されたらしい」

「相馬様が？じゃ早く行ってあげなきゃ」

「そうだな」

柚希は慌てた様子で脱いだ下着と服を手に取った。