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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第4章 見合い相手は御曹司
―柚希side-
「父さん、母さん、爺ちゃんの容体は?」
俺は緊急治療室の前のソファに座る父と母に急いで歩み寄る。
「大丈夫だ。柚希」
「そうか」
父の返事に安堵した。
「でも、最近…発作が多いわね。お父さん、大丈夫かしら」
母・相馬早祐(ソウマサユ)が心配そうに呟いた。
母は稜真の会社『ハートフル』の会長を務めていた。
「入院させてカテーテル検査する必要があるね」
「渚先生もそう言っていたわ」
「そうか」
爺ちゃんも85歳の高齢。5年前に婆ちゃん…相馬美苑(ソウマミソノ)を亡くしてからは一線を退き、隠居生活を送っていた。
心臓は心房細動を患い発作を繰り返していた。心房細動は80代なら10人に1人が患う病気。
爺ちゃんの年齢からしてそう珍しくはなかった。
「父さん、母さん、爺ちゃんの容体は?」
俺は緊急治療室の前のソファに座る父と母に急いで歩み寄る。
「大丈夫だ。柚希」
「そうか」
父の返事に安堵した。
「でも、最近…発作が多いわね。お父さん、大丈夫かしら」
母・相馬早祐(ソウマサユ)が心配そうに呟いた。
母は稜真の会社『ハートフル』の会長を務めていた。
「入院させてカテーテル検査する必要があるね」
「渚先生もそう言っていたわ」
「そうか」
爺ちゃんも85歳の高齢。5年前に婆ちゃん…相馬美苑(ソウマミソノ)を亡くしてからは一線を退き、隠居生活を送っていた。
心臓は心房細動を患い発作を繰り返していた。心房細動は80代なら10人に1人が患う病気。
爺ちゃんの年齢からしてそう珍しくはなかった。