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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第4章 見合い相手は御曹司
「後は俺が爺ちゃんに付き添うから、父さん達は帰って」
「柚希、任せたぞ」
「お願いね。柚希」
「おやすみ、父さん、母さん」
明日も仕事がある二人の背中を見送り、爺ちゃんが治療を受けているICUに入った。
爺ちゃんの意識ははっきりしていた。
「柚希か・・・」
「大丈夫、爺ちゃん」
「大丈夫だ」
爺ちゃんは目尻にシワを作り、嬉しそうに俺を見つめた。
爺ちゃんにとって俺が唯一の内孫。
相馬家本家の後継者として、過大な期待を寄せていた。
でも、俺にとって爺ちゃんの期待は重荷だったーーー・・・
「柚希、彼女は出来たか?」
「はぁ?俺の彼女よりも爺ちゃんは自分のカラダを心配しろよ」
「俺の心臓は大丈夫だ。柚希の子供を見るまでは絶対に死なん!!」
「俺は彼女居ないし、結婚もしない。爺ちゃんに子供は見せられそうにない」
爺ちゃんはムッスリした顔で押し黙ってしまった。
「柚希、任せたぞ」
「お願いね。柚希」
「おやすみ、父さん、母さん」
明日も仕事がある二人の背中を見送り、爺ちゃんが治療を受けているICUに入った。
爺ちゃんの意識ははっきりしていた。
「柚希か・・・」
「大丈夫、爺ちゃん」
「大丈夫だ」
爺ちゃんは目尻にシワを作り、嬉しそうに俺を見つめた。
爺ちゃんにとって俺が唯一の内孫。
相馬家本家の後継者として、過大な期待を寄せていた。
でも、俺にとって爺ちゃんの期待は重荷だったーーー・・・
「柚希、彼女は出来たか?」
「はぁ?俺の彼女よりも爺ちゃんは自分のカラダを心配しろよ」
「俺の心臓は大丈夫だ。柚希の子供を見るまでは絶対に死なん!!」
「俺は彼女居ないし、結婚もしない。爺ちゃんに子供は見せられそうにない」
爺ちゃんはムッスリした顔で押し黙ってしまった。