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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第4章 見合い相手は御曹司
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爺ちゃんは朝一番にICUから特別病棟の病室に移動した。
「お前が結婚しないのは、今でも彩名さんのコトを思ってるからか?柚希」
稜真と奈那子さんの一件で、ようやく自分の中で区切りは付けたつもりだった。
――――――彩名はこの世にもういない。と
彩名と稜真は姉と弟。彩名も稜真を恨むコトは望んでいないと思う。
そう思いながらも、冷たい態度しか取れない俺。
俺はいつまでもウジウジした情けない男だ。
「隣に居る仁科さんはどうだ?柚希」
「えっ?」
爺ちゃんは俺に付き添う看護師の仁科さんに目を向けた。
「爺ちゃん…仁科さんは結婚してるから・・・」
「そうか…それは残念だな」
「義父さん、はいるよ」
ドアをガラリと開けて父と眞彩を連れて入って来た。
眞彩は父の秘書。
「尚貴か・・・」
「昨日よりも顔色がいいな」
父も爺ちゃんの顔色を見て安心した。
「バイタルも安定してる。午後からカテーテル検査を予定しているよ。父さん」
「そうか」
「相馬先生、私は先に出ますね」
「ああ」
俺は仁科さんに爺ちゃんのカルテを渡した。
彼女は父達に一礼して病室を出て行った。
「お前が結婚しないのは、今でも彩名さんのコトを思ってるからか?柚希」
稜真と奈那子さんの一件で、ようやく自分の中で区切りは付けたつもりだった。
――――――彩名はこの世にもういない。と
彩名と稜真は姉と弟。彩名も稜真を恨むコトは望んでいないと思う。
そう思いながらも、冷たい態度しか取れない俺。
俺はいつまでもウジウジした情けない男だ。
「隣に居る仁科さんはどうだ?柚希」
「えっ?」
爺ちゃんは俺に付き添う看護師の仁科さんに目を向けた。
「爺ちゃん…仁科さんは結婚してるから・・・」
「そうか…それは残念だな」
「義父さん、はいるよ」
ドアをガラリと開けて父と眞彩を連れて入って来た。
眞彩は父の秘書。
「尚貴か・・・」
「昨日よりも顔色がいいな」
父も爺ちゃんの顔色を見て安心した。
「バイタルも安定してる。午後からカテーテル検査を予定しているよ。父さん」
「そうか」
「相馬先生、私は先に出ますね」
「ああ」
俺は仁科さんに爺ちゃんのカルテを渡した。
彼女は父達に一礼して病室を出て行った。
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