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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第4章 見合い相手は御曹司
-眞彩side-
「お母様、別に振袖でなくても・・・」
「振袖を着るのも、今日が最後かもしれないでしょ?」
母は邸宅に知り合いの着付け師を呼んで、私に振袖を着せた。
今日は大安吉日。紡さんとの見合いの日。
「結婚すれば、お義父さんが切望した伊集院家と親戚になるのよ」
政治家の名家・伊集院家にとって桐生家は御三家の一つ。
紡さんの父親・伊集院敦司(イジュウインアツシ)様は最年少で総理の座に就いた強者。
祖父は敦司様の総理時代に国土交通大臣に就任した。
「そうね・・・」
私は母の言葉に相槌を打つ。
母の桐生美也子(キリュウミヤコ)は父とは中学時代からの同級生。
二人は長年の交際を実らせてゴールインしたらしい。
父と母の出会い方も結婚までのプロセスも私の理想だった。
私だって二人のように柚希と出会いたかった。
「お母様、別に振袖でなくても・・・」
「振袖を着るのも、今日が最後かもしれないでしょ?」
母は邸宅に知り合いの着付け師を呼んで、私に振袖を着せた。
今日は大安吉日。紡さんとの見合いの日。
「結婚すれば、お義父さんが切望した伊集院家と親戚になるのよ」
政治家の名家・伊集院家にとって桐生家は御三家の一つ。
紡さんの父親・伊集院敦司(イジュウインアツシ)様は最年少で総理の座に就いた強者。
祖父は敦司様の総理時代に国土交通大臣に就任した。
「そうね・・・」
私は母の言葉に相槌を打つ。
母の桐生美也子(キリュウミヤコ)は父とは中学時代からの同級生。
二人は長年の交際を実らせてゴールインしたらしい。
父と母の出会い方も結婚までのプロセスも私の理想だった。
私だって二人のように柚希と出会いたかった。