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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第4章 見合い相手は御曹司
見合い場所はお爺様が建設した老舗ホテル『ダイヤモンドホテル銀座』2階の懐石料理店『吉兆庵』。
「お母様、私…お手洗いに行って来る」
「お母さん達は先に入ってるわよ」
「うん」
「眞彩、このままドタキャンはするなよ」
父は私に念を押した。
「そんなコトしないわよ」
父と母は先に2階の『吉兆庵』に向かった。
父にはそう言いながらも、私はお手洗いを行く振りをして、1階のロビーに脱走した。
1階の人工滝が見える休憩用に置かれたキューブ椅子に腰を下ろして、キモチを落ち着かせる。
「何て断ろう・・・」
相手は元総理のご子息。お爺様や父の顔もあるし。
「見た顔だと思ったら、眞彩か・・・」
「えっ!?」
一瞬奇跡が起こったのかと思った。
だって私の目の前に柚希が立っているんだもん。
「お母様、私…お手洗いに行って来る」
「お母さん達は先に入ってるわよ」
「うん」
「眞彩、このままドタキャンはするなよ」
父は私に念を押した。
「そんなコトしないわよ」
父と母は先に2階の『吉兆庵』に向かった。
父にはそう言いながらも、私はお手洗いを行く振りをして、1階のロビーに脱走した。
1階の人工滝が見える休憩用に置かれたキューブ椅子に腰を下ろして、キモチを落ち着かせる。
「何て断ろう・・・」
相手は元総理のご子息。お爺様や父の顔もあるし。
「見た顔だと思ったら、眞彩か・・・」
「えっ!?」
一瞬奇跡が起こったのかと思った。
だって私の目の前に柚希が立っているんだもん。