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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第5章 突然のプロポーズ
「そうだ…今日の勤務は午後まででいいから・・・これを柚希に届けてくれるかな?」
「えっ!?」
社長はデスクの下に置いていた小さなボストンバックを差し出した。
「妻が用意した義父さんの着替えだ。俺の代わりに清和会総合病院まで行ってくれ」
「・・・分かりました」
私は社長からボストンバックを預かり、午後まで普通に仕事をした。
******
柚希が勤務する清和会総合病院の最寄りの駅は、西武鉄道東京外大前で東側ロータリーから発着しているバスで向かった。
病院前のバス停で降りるとすぐさま、病院の正面玄関が見えた。そのまま、歩いて正面玄関を潜り、エレベーターで3階にあるナースステーションを訊ねた。
「私は桐生眞彩と申します。心臓外科の相馬先生はいらしゃいますか?」
「あら、あなたは相馬社長の秘書の方ですよね」
この間、相馬様の病室で会った看護師の仁科さんが応対してくれた。
「相馬先生は医局に居ると思います。案内するわ」
「ありがとうございます」
「えっ!?」
社長はデスクの下に置いていた小さなボストンバックを差し出した。
「妻が用意した義父さんの着替えだ。俺の代わりに清和会総合病院まで行ってくれ」
「・・・分かりました」
私は社長からボストンバックを預かり、午後まで普通に仕事をした。
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柚希が勤務する清和会総合病院の最寄りの駅は、西武鉄道東京外大前で東側ロータリーから発着しているバスで向かった。
病院前のバス停で降りるとすぐさま、病院の正面玄関が見えた。そのまま、歩いて正面玄関を潜り、エレベーターで3階にあるナースステーションを訊ねた。
「私は桐生眞彩と申します。心臓外科の相馬先生はいらしゃいますか?」
「あら、あなたは相馬社長の秘書の方ですよね」
この間、相馬様の病室で会った看護師の仁科さんが応対してくれた。
「相馬先生は医局に居ると思います。案内するわ」
「ありがとうございます」