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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第7章 いきなり入籍??
俺は爺ちゃんの病室を訊ねた。
「爺ちゃん、柚希だ。入るよ」
ガラリとドアを開けると桐生様が爺ちゃんの見舞いに来ていた。
「お久しぶりです。桐生様」
「久し振りだな。柚希。まぁ、掛けろ」
俺は壁に立てかけていた折り畳み式の椅子を持ち、桐生様の隣に置いて腰を下ろした。
「柚希・・・今朝、妙な話を訊いた。お前が院内で眞彩さんにプロポーズしたと。眞彩さんは伊集院元総理のご子息・紡君と見合いし、結婚するコトが決まっている。知らないワケないよな・・・」
「それは・・・」
「柚希・・・プロポーズしたのは事実なのか?」
桐生様が鋭い視線を向けて俺に詰め寄る。
「俺と眞彩は元々交際していました。
仲たがいししてしまった最中に眞彩は紡さんと見合いしてしまって・・・紡さんは俺と眞彩の仲を取り持つ為に…一芝居打ってくれたんです。俺と眞彩の結婚を許して下さい。桐生様」
「柚希…結婚する気になったのか!?」
「爺ちゃんにしつこく言われて結婚したいと思ったんじゃない。愛する人が出来たから…結婚したいと思ったんだ・・・」
「そうか…そうか…」
爺ちゃんは嬉しそうに頷く。
「眞彩の結婚相手は紡君じゃなく柚希・・・」
桐生様は神妙に呟き、爺ちゃんと顔を合わせる。
「相馬家と桐生家が親戚になるんだぞ!!捺」
相馬家と桐生家は俺が産まれる前から家同士繫がりがあった。
同じ伊集院内閣の大臣を務め上げた仲。共に妻を亡くしてから、二人の友情は更に深まった。
爺ちゃんも桐生様に会えば元気になる。
その二人の結びつきは俺と眞彩が結婚するコトで一層深まると言うワケだ。
「…相馬家と桐生家が親戚か…それもいいなぁー・・・はははっ」
二人は嬉しそうに笑い合った。
「爺ちゃん、柚希だ。入るよ」
ガラリとドアを開けると桐生様が爺ちゃんの見舞いに来ていた。
「お久しぶりです。桐生様」
「久し振りだな。柚希。まぁ、掛けろ」
俺は壁に立てかけていた折り畳み式の椅子を持ち、桐生様の隣に置いて腰を下ろした。
「柚希・・・今朝、妙な話を訊いた。お前が院内で眞彩さんにプロポーズしたと。眞彩さんは伊集院元総理のご子息・紡君と見合いし、結婚するコトが決まっている。知らないワケないよな・・・」
「それは・・・」
「柚希・・・プロポーズしたのは事実なのか?」
桐生様が鋭い視線を向けて俺に詰め寄る。
「俺と眞彩は元々交際していました。
仲たがいししてしまった最中に眞彩は紡さんと見合いしてしまって・・・紡さんは俺と眞彩の仲を取り持つ為に…一芝居打ってくれたんです。俺と眞彩の結婚を許して下さい。桐生様」
「柚希…結婚する気になったのか!?」
「爺ちゃんにしつこく言われて結婚したいと思ったんじゃない。愛する人が出来たから…結婚したいと思ったんだ・・・」
「そうか…そうか…」
爺ちゃんは嬉しそうに頷く。
「眞彩の結婚相手は紡君じゃなく柚希・・・」
桐生様は神妙に呟き、爺ちゃんと顔を合わせる。
「相馬家と桐生家が親戚になるんだぞ!!捺」
相馬家と桐生家は俺が産まれる前から家同士繫がりがあった。
同じ伊集院内閣の大臣を務め上げた仲。共に妻を亡くしてから、二人の友情は更に深まった。
爺ちゃんも桐生様に会えば元気になる。
その二人の結びつきは俺と眞彩が結婚するコトで一層深まると言うワケだ。
「…相馬家と桐生家が親戚か…それもいいなぁー・・・はははっ」
二人は嬉しそうに笑い合った。