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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第7章 いきなり入籍??
「ところで柚希、いつ結婚するんだ?」

「いつって・・・それはまだ・・・」
俺は言葉を濁す。

「こんなめでたいコト、早い方がいいぞ。祐早斗」

「そうだな・・・」
二人でうんうんと頷き合う。

「明日にでも・・・」

「いいや、今日の方がいいぞ。捺」

「今日か・・・それはいいアイデアだ。今からここに眞彩を呼ぼう」

「えっ!?」

「結婚披露宴は後でもいいから、先に入籍を済ませろ。柚希」

「入籍って・・・」

「婚姻届は秘書の香川に頼んで、持って来させる。証人は俺とお前の二人だ。祐早斗」

「相馬家と桐生家が親戚になる瞬間に立ち会えるのか・・・」

「今からワクワクするぞ。祐早斗」

「俺もだ。捺」

紡さんのコトは二人の頭から完全に抜けていた。

「柚希お前は眞彩が来たら、呼んでやるから…仕事に戻れっ」

俺は桐生様にそう言われ、医局に戻る。


いきなり、婚姻届にサインしなきゃいけない羽目になるとは。
でも、あんなに嬉しそうに笑う爺ちゃんを見たのは久し振りだ・・・顔色も良かったし、声にも覇気が合った。


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