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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第8章 夫婦初めての共同作業ー眞彩side-
夕食後はコーヒーを飲みながら相馬様の容体について話をした。
肺癌の疑いがあるらしい。一昨日の検査結果が1週間後に出るから、それを踏まえ今後の治療方針を立てる予定。
癌の進行具合によっては再入院も有り得る。
「ここが俺の部屋」
柚希がドアを開けて、壁の電気のスイッチを押す。
「これが柚希の部屋・・・広い・・・」
「一人息子だから・・・」
セフレのままだったら、永遠に入れなかった柚希のプライベートルーム。
ダークブラウンのデスクに天井まで続く本棚。
本棚には医学関係の本がびっしりと詰まっていた。
「座れよ」
本棚に見惚れていた私に話し掛ける。
「え、あ・・・うん」
デスクの前にあるシックなブラウン系のレザーソファに腰を下ろした。
柚希はビジネスバックをデスクに置き、ネクタイを外しながら私の隣に腰を下ろして来た。
「ここにはたまにしか帰って来ない」
「柚希は今何処に住んでるの?」
「従兄弟の柾貴と一緒に住んでる」
栗原柾貴(クリハラマサキ)さんは、稜真さんの秘書で柚希の従兄弟・・・私とも顔見知り。
「柾貴にも、俺達の結婚報告しなきゃいけないな・・・」
「うん。私もお兄様たちに報告した方がいいかな?」
「蓮達には桐生様は言っているだろ?」
「それもそうね・・・」
肺癌の疑いがあるらしい。一昨日の検査結果が1週間後に出るから、それを踏まえ今後の治療方針を立てる予定。
癌の進行具合によっては再入院も有り得る。
「ここが俺の部屋」
柚希がドアを開けて、壁の電気のスイッチを押す。
「これが柚希の部屋・・・広い・・・」
「一人息子だから・・・」
セフレのままだったら、永遠に入れなかった柚希のプライベートルーム。
ダークブラウンのデスクに天井まで続く本棚。
本棚には医学関係の本がびっしりと詰まっていた。
「座れよ」
本棚に見惚れていた私に話し掛ける。
「え、あ・・・うん」
デスクの前にあるシックなブラウン系のレザーソファに腰を下ろした。
柚希はビジネスバックをデスクに置き、ネクタイを外しながら私の隣に腰を下ろして来た。
「ここにはたまにしか帰って来ない」
「柚希は今何処に住んでるの?」
「従兄弟の柾貴と一緒に住んでる」
栗原柾貴(クリハラマサキ)さんは、稜真さんの秘書で柚希の従兄弟・・・私とも顔見知り。
「柾貴にも、俺達の結婚報告しなきゃいけないな・・・」
「うん。私もお兄様たちに報告した方がいいかな?」
「蓮達には桐生様は言っているだろ?」
「それもそうね・・・」