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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第9章 薬指の誓い―眞彩side-
私は柚希のベットの上で目覚める。
「あれ?柚希??」
柚希の姿がなかった。
「目が覚めた?眞彩」
柚希は着替えを済ませていた。
手には二つのジュエリーケース。
私は布団で胸許を隠し、カラダを起こして神妙な顔で柚希を見る。
「これはエンゲージリング。これはマリッジリング」
「えっ!?いつの間に用意してたの?」
「エンゲージリングのダイヤ、マリッジリングも亡くなった婆ちゃんのモノだ。婆ちゃんの形見で悪いけど・・・暫くこれで我慢してくれ」
柚希はまずエンゲージリングの入ったケースの蓋を開けると台座に嵌め込まれたダイヤのリングを指で摘まんだ。
マーガレットのような花の形の可愛いデザインのリング。
私はひと目で気に入った。
「可愛い」
柚希は私の左手の薬指に嵌め込む。驚くことにサイズもピッタリ。
「サイズ直しも不要だな」
「うん」
「じゃこれは?」
マリッジリングのケースの蓋を開けた。ケースの中には仲良く二つのリングが並んで台座に嵌め込まれていた。
「このマリッジリングは父さんの父親・栗原の爺ちゃんが婆ちゃんと爺ちゃんにプレゼントしたモノだって…母さん言ってた」
「あれ?柚希??」
柚希の姿がなかった。
「目が覚めた?眞彩」
柚希は着替えを済ませていた。
手には二つのジュエリーケース。
私は布団で胸許を隠し、カラダを起こして神妙な顔で柚希を見る。
「これはエンゲージリング。これはマリッジリング」
「えっ!?いつの間に用意してたの?」
「エンゲージリングのダイヤ、マリッジリングも亡くなった婆ちゃんのモノだ。婆ちゃんの形見で悪いけど・・・暫くこれで我慢してくれ」
柚希はまずエンゲージリングの入ったケースの蓋を開けると台座に嵌め込まれたダイヤのリングを指で摘まんだ。
マーガレットのような花の形の可愛いデザインのリング。
私はひと目で気に入った。
「可愛い」
柚希は私の左手の薬指に嵌め込む。驚くことにサイズもピッタリ。
「サイズ直しも不要だな」
「うん」
「じゃこれは?」
マリッジリングのケースの蓋を開けた。ケースの中には仲良く二つのリングが並んで台座に嵌め込まれていた。
「このマリッジリングは父さんの父親・栗原の爺ちゃんが婆ちゃんと爺ちゃんにプレゼントしたモノだって…母さん言ってた」