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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第9章 薬指の誓い―眞彩side-
二人の住む部屋は18階。
今は昼間だけど、夜は六本木の街の夜景が綺麗に見えると思う。
「奥は柾貴の部屋、手前が俺の部屋だ」
ゲスト用の部屋を挟み、二人の個室があった。
部屋は10畳ほどの洋間。
セミダブルのベットにスチール製のデスクと棚、備え付けのクローゼットが並んでいた。実家の部屋とは違ってシンプルな雰囲気。
柚希は遮光カーテンを開けて、部屋に自然の明かりをとり込んだ。
「ここと実家を適当に行き来してる」
「ふうん」
私はベットの端に浅く腰を下ろす。
「柾貴には俺の留守中でも女は連れ込むなと言われているけど・・・」
柚希は苦笑いを浮かべながら言うと、クローゼットを開けてブランドのボストンバックを出す。
「何するの?」
「旅行の準備。当直を終えて直ぐに待ち合わせの駅に向かうから・・・旅行用の荷物を持って行って、病院のロッカーに放り込もうと思って」
「旅行の準備か…明後日だもんね・・・でも、明日は会社だし…今日中に『帝都百貨店』に行って買い物しなきゃ」
「買い物?何買うの?」
「新しい服とかいろいろ・・・」
「手持ちのアイテムでいいだろ?1泊2日の旅行だぞ」
今は昼間だけど、夜は六本木の街の夜景が綺麗に見えると思う。
「奥は柾貴の部屋、手前が俺の部屋だ」
ゲスト用の部屋を挟み、二人の個室があった。
部屋は10畳ほどの洋間。
セミダブルのベットにスチール製のデスクと棚、備え付けのクローゼットが並んでいた。実家の部屋とは違ってシンプルな雰囲気。
柚希は遮光カーテンを開けて、部屋に自然の明かりをとり込んだ。
「ここと実家を適当に行き来してる」
「ふうん」
私はベットの端に浅く腰を下ろす。
「柾貴には俺の留守中でも女は連れ込むなと言われているけど・・・」
柚希は苦笑いを浮かべながら言うと、クローゼットを開けてブランドのボストンバックを出す。
「何するの?」
「旅行の準備。当直を終えて直ぐに待ち合わせの駅に向かうから・・・旅行用の荷物を持って行って、病院のロッカーに放り込もうと思って」
「旅行の準備か…明後日だもんね・・・でも、明日は会社だし…今日中に『帝都百貨店』に行って買い物しなきゃ」
「買い物?何買うの?」
「新しい服とかいろいろ・・・」
「手持ちのアイテムでいいだろ?1泊2日の旅行だぞ」