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小悪魔な狼
第2章 二話 オナニー

ちらりと視線を左へ向ければ、U字型の机と深緑のパイプ椅子が置かれただけの簡素なカウンターがある。本の貸し出し時間は昼休みのみ。つまり、ついさっきまで、あそこには図書委員の生徒が座っていたのだ。
私はごくりと生唾を飲んだ。指の腹で机をなぞり、カウンター内へ入る。
真面目な彼のことである。死角となる足元さえ、きちんと揃えて座っていたはずだ。
このあたり。そうだ、ここが太腿。
そこには存在しないそれを辿り、己の膝で挟んだ。そして、ゆっくりと腰を下ろす。
「はぁ……」
椅子の軋む音と共に、微かに残っていた温もりが下半身を包んだ。
柔らかな弾力が恥肉を押し返す。愛液の漏れる感覚がして、それは失禁した時のようにじわり、じわりと下着を湿らせた。
そろりとスカートを捲ると、レースをふんだんにあしらった真白の下着が、今か今かと待ち受けていた。白は純粋の象徴であり、同時に、背徳という矛盾も持ち合わせていると思う。だからこそ、今日はこれを履いてきたのだ。
私はごくりと生唾を飲んだ。指の腹で机をなぞり、カウンター内へ入る。
真面目な彼のことである。死角となる足元さえ、きちんと揃えて座っていたはずだ。
このあたり。そうだ、ここが太腿。
そこには存在しないそれを辿り、己の膝で挟んだ。そして、ゆっくりと腰を下ろす。
「はぁ……」
椅子の軋む音と共に、微かに残っていた温もりが下半身を包んだ。
柔らかな弾力が恥肉を押し返す。愛液の漏れる感覚がして、それは失禁した時のようにじわり、じわりと下着を湿らせた。
そろりとスカートを捲ると、レースをふんだんにあしらった真白の下着が、今か今かと待ち受けていた。白は純粋の象徴であり、同時に、背徳という矛盾も持ち合わせていると思う。だからこそ、今日はこれを履いてきたのだ。

