この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
小悪魔な狼
第2章 二話 オナニー

「……林くん、ごめんね」
断りを入れてから、するりと下着を下ろす。顔を覗かせたクロッチはほのかに黄ばんでいて、痰のような粘液がべっとりと張りついていた。
自然と頬が緩む。なぜなら、そうするのがたまらなく好きだから。膝まで下ろした下着のそれを見ながら、オナニーをするのが。
椅子にグッと腰を押しつける。開いた花弁が石鹸のようにぬるりと滑る感触に、自分の淫らさを改めて実感した。
「ほんと……最高……」
吐息と共に漏れた、ひどくいやらしい声。
私はそっと目をつぶった。
初夏とはいえ、興奮も手伝って背中はぐっしょりと濡れていた。震える指を無理やり動かして、ワイシャツのボタンを外していく。

