この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
小悪魔な狼
第1章 一話 翻弄
 腹の底からムクムクと湧き上がってきた酸のような感情を、気がつけば早口にまくし立てていた。

「何もふることないじゃない。どうせあの子だって他の男と――」
「そこまで」

 黙って、というように、宮地が私の唇に指を押し当てた。長くて綺麗なそれに不覚にもどきりとしてしまったのだが、次いで彼が漏らした言葉は、私を呆れさせるには充分なものだった。

「何ムキになってんの。俺、誤解しちゃうよ? いいの?」
「…………ばっかじゃないの……。心配して言ってるんじゃない」
/19ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ