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第3章 望んだ契約

「ふむ・・・
儚げな美人という感じですね、体型的にもスリムで無駄が無い‥
失礼ですが、男性経験は？」


「・・・あります・・・」


やっぱり、こういう方向性。
だけど、今目の前に居る櫻澤さんだったら、多少何かされても良いかな？


凄いイケメンだし、落ち着いた甘い声。
こんな声で囁かれたら、簡単に堕ちそう。



「・・契約内容は３つ・・

・指定場所から決して出ない事。

・どんな命令でも聞く事。

・男を求めない事。

この３つです、ご質問は？」


えっ？


何その内容？？


命令を聞いて、男を求めるな？？？



「命令とはどんな？
例えば命に関わるとか・・・」


「そういう命令はありません、別に命が欲しい訳じゃない‥
ただクラブ内で俺の部下が八神さんに命令する、それに拒否は契約違反、そんな程度」


「それに男を求めないって‥‥」


「そのままの意味です、これが一番重要‥
一言でも求める言葉を口にしたら、その場で契約破棄、これだけは絶対厳守‥‥」