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契約的束縛ー羞恥公開調教
第9章 調教師の心

ただ生き残る、それだけの為に必死だったあの日々。
必死に逃げ必死に戦った内戦。
混沌が支配する世界。
その中で俺は、どれだけの人の生き死にを見て来たのだろう‥‥もう、それすらも忘れてしまったが。
未だに心に残っているのは‥‥殺らなければ殺られる‥‥この法則だけ。
あの地獄の中からCross sels(クロスシールズ)に拾われ、中央に食い込み。
やはり、殺らなければ殺られる、この行動原理で、他を排除してまで生き抜いて来た。
(・・まてよ・・)
もう一度、写真をよく見てみる・・・
(出血量が少なくないか?
それに、動物だとしたら、喰われた痕が無い・・・)
あの地獄を生き抜いたからこそ分かる事。
動物は新鮮な肉、つまり死んで直ぐなら食べる、銃で打たれようか爆弾だろうが、動物には関係無い。
だと言うのに、これには噛み付き食べた形跡は無く、何故か血の量が少ない。
思っているより血は広がるもの。
これだけの傷があれば、勝手に大量出血する。
(やはり、何かが不自然・・)
人為的とは考えにくいが、動物的とも考えにくい。
第3の可能性、そんなものが、あるのだろうか?

