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契約的束縛ー羞恥公開調教
第9章 調教師の心

会員全てに通知メールを送っていたら、既に夕方過ぎ。
「・・今日は此処までか・・・」
開いていたパソコンを閉じて、一息吐いてから夕食でもと思いキッチンに向かった。
「??」
入って見れば、何故美波がキッチンに立っている??
「あ、櫻澤さんも食べませんか?」
「そう言えば仁科は休みだったな」
「そう聞きました‥
それでその‥‥宮野さんのリクエストでオムライスを作って見たんですけど・・・」
「主催、美波のオムライス、めちゃめちゃ旨いっすよ!」
「・・・
確かに旨いな・・・」
ソファーの方には、宮野と本郷が、美波に作って貰ったであろうオムライスを食べている最中。
「オムライスか‥
知ってはいるが、俺は初めてだ‥‥」
「食べた事、無いんですか?」
「ああ、成人過ぎまで海外だったから、そういうのには縁が無かった」
俺の感覚では、オムライスは子供の食べ物。
そんなイメージが強い。
「苦手‥‥ですか櫻澤さん?」
「いや、食べるとしようか‥‥」
「本当ですか!?」
嬉しそうにキッチンを動き回る美波だが、頬の大きなガーゼが痛々しい。
(傷痕は‥‥残るだろう‥‥)
刀谷を抑える方に回ったが、少し見た美波の傷は、決して浅いものでは無かった。

