この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛ー羞恥公開調教
第9章 調教師の心

ガチャンという音がして、枷が床に落ちた。
首輪も外し落として、足枷も外して落ちていく。
そんな俺の行動を、美波はキョトンと見ているだけ。
「必要無いからな…
暫くはショーとしてではなく、俺達4人だけで調教の続きをやる‥
手枷足枷首輪は、ショーの為の小道具に過ぎない」
「・・・・・」
改めて、自分の腕首を見詰める美波。
まさか外すとは思わなかったのだろう。
「外れた気分はどうだ?
それと、少し痣になっていたな」
「この程度だったら大丈夫です」
「・・・頬の傷・・・」
「えっ?」
言いながら、美波の傷付いた頬に軽く触れた。
「悪かった‥
あの男を止められ無かった俺が悪い・・」
「櫻澤さんのせいじゃ‥
仁科さんにも、宮野さんにも、本郷さんにも言われました、悪いのは向こうだって‥‥」
「みんな言っていたのか‥
だが、ああいう性格の男だと分かっていながら、止める事が出来なかった俺にも責任はある」
「・・・
これは・・・事故だもの・・・
私は誰も恨んでいません」
「・・・・・」
これだけの事をされて恨んでいないと言う。
優しいのか、気位が高いのか。

