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契約的束縛ー羞恥公開調教
第11章 美波と調教師1



「・・・・・」


「・・・・・」


お互いに目線を反らせたままの無言が辛い。
だけど私は、仁科さんのこの疑問に答えが無い限り、仁科さんの話を聞く気になれないと思う。


だから聞いた・・躊躇いながらも・・・



どれくらいお互いをチラ見したり、少しだけ見詰めてみたりしながら、無言の時間が過ぎただろう?


先に動いたのは・・・




仁科さんの方・・・



「・・ふぅ・・
なんと答えれば良いんですかね・・・」


「・・・・・」


私はただ仁科さんを見詰めて、仁科さんの話を聞き漏らさないようにと、ピクリとも動けない。



「あの日・・
確かに私は刀谷邸に行きました‥
目的の為に・・」


「・・・・・目的?」


「・・・
美波を害する恐れのある者の排除・・」


「・・私・・の??」


「ええ・・・」


向かい合わせで座っていた仁科さんが、ゆっくりと立ち上がった。
私から目線を外して。



「あのままでは、更に美波を傷付ける恐れがあった、私はそう思います‥
ですから・・・私が刀谷を連れ出しました、屋敷から・・・」


「じゃ、あの事件は?
猟奇的惨殺だって」


「・・・
墜ちない美波を自分のモノにしないか?
そう話を持ち掛けましたら、直ぐに会うと言いましたよ‥
美波が見たという画像は、多分その時に刀谷邸正門で、監視カメラか何かで撮された物だと思います」



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