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契約的束縛ー羞恥公開調教
第13章 調教師の立ち位置



空調しか無い室内に、激しい風の力が蔓延する、全てを切り裂く風の刃が!!


バキッと、室内のモニター類が切り裂かれる音・・


バチッと、照明か何かを切り裂き、配線がショートし剥き出しになって、電流が火花を散らす音・・


止まらない力は、室内全てを無慈悲に破壊していく。


そんな室内の中心で、ただ俯き全く動かない私。
いや、正確には動けもしない。


感情を爆発させた事で、色彩が、髪の色も目の色も、本来の色彩に戻ってしまった。



「・・・
はぁはぁはぁはぁ‥‥」


・・・落ち着け・・・


分かっている。
私が落ち着けば、この力の暴走は収まる。



「はぁはぁはぁ‥‥はぁ‥‥‥」


・・・どれくらいの間、力を暴走させていたのか??


漸く収まった室内は、私の力の暴力をマトモに受け、見るも無惨な有り様。



「・・・
少し・・・やり過ぎましたね・・・」


回りを見回して、ため息ひとつ・・・


無機質の物に、私の力はあまり働かない。
直す事は不可能に近く、この惨状をどう言い訳するか悩む所。



「・・・全く・・・余計な事を・・・」


少し室内を見回し、比較的被害が少なかった壁に寄り掛かり、そして壁を背に座り込む。


力は抑えたが、この姿では外に出るのもままならない。



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