この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛ー羞恥公開調教
第13章 調教師の立ち位置

・・・流石の俺でも驚いた・・・
『・・・それと・・・
・・・私を‥‥私の名を‥‥‥その名で呼ぶなっっ!!!』
そう仁科が叫んだ後の出来事、見えない刃が部屋中を破壊していく様を・・・
・・・そして・・・
今、目の前に居る仁科の、完全に変わってしまった姿。
茶髪に近い髪が完全な金髪に。
琥珀色のような、いやもう少し赤い赤琥珀のような、不思議な金色に近い瞳。
これが・・・仁科なのか??
「・・・化け物に見えますかね・・・主催には・・・」
「そこまでは言って無い・・・」
「ですが見た事は無いでしょう?
髪色はともかく、こんな瞳は・・・元海外解放戦線のリーダーさん?」
「俺の過去の経歴も知っていたのか・・・」
「人通りは・・・
経歴を見て面白いと思ったんですよ‥
だから此処に決めた、それに日本は居心地が良い」
座ったままの仁科は、俺を見ずに何処か遠くを見ているよう。
口調こそ同じだが、全く別人のようなこの雰囲気。
「・・・
はっきり聞いて良いのか?
仁科・・・お前は何者だ??」
話の流れからして、刀谷を惨殺したのは仁科だという事は、嫌な程分かった。
だが盟主とは何だ??
噂というか、名称だけは中央や訓練所に居れば嫌でも聞くが、実際の事は誰も知らん。
『全ては盟主の為に』
一番最初に教えられる言葉でもあるが、盟主は只の象徴であり実像は無い。
Cross sels内では、誰もがそう思っている。

