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契約的束縛ー羞恥公開調教
第13章 調教師の立ち位置

あの通信での話にもあった長き間。
一体仁科はどれだけの間、その遺物という物に閉じ込められていたのか?
それに仁科の瞳。
分かりにくい色だが、その瞳の奥には、はっきりと憎悪の色が見え隠れしている。
それ程に賢人は、仁科を縛り束縛した。
「恨んだところで、Cross selsから抜け出せないんだろう?」
「・・・・・
そうですね、抜け出せたとしても私には帰る場所すら無い‥
一族眷族は遥か過去の話であり、私は世界でたった1人‥‥
だから望んだ、私と共に歩いてくれる女性を、長い人生の中で、愛し守り続けられる女性を・・・」
「・・・仁科、まさか・・・・・」
まさか・・・‥美波に・・・・
「察しが良いですね主催は‥
私が望んだのは・・・美波、美波も私の条件を飲んだ‥
私の気持ちが半分、後の半分はCross selsに居ながらも、Cross selsに縛られない為」
「・・・・・・・」
「賢人も言っていたでしょう、新しき盟主と‥
美波にはもうその資格がある、盟主となればCross sels内、誰1人命令する事は出来ません‥
盟主は、Cross selsの象徴であり頂点、命令する側であり命令される立場では無い・・・」

