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契約的束縛ー羞恥公開調教
第14章 MでありSであり

(櫻澤さん??)
不思議に思いながらも、夕食を終えて後片付け。
それも終わって部屋に帰ろうとしたら、本郷さんとばったり出くわした・・・
「さっきはありがとうございます」
「いや、あんなもので良かったのか?」
「・・くすっ‥
誰も気付いていませんでしたけど‥
それにしても、凄い荷物ですね?」
「ん?
ああ・・新しい縄一式だからな‥
これから使えるように加工するんだ」
「縄って加工する物なんですか?」
「ああ・・
知らなかったのか?
どうやって加工するか見たいか?」
「是非!」
凄い気になる!
縄って、そのまま使うと思っていたから、興味津々。
本郷さんの後に付いて、本郷さんの部屋の中へ入った。
「ただの縄だと、躰に傷が付いてしまうんだ‥
だから縄を程良く解して、薄めた蝋を染み込ませていく」
「凄い‥
こんな風に加工していたなんて‥‥」
箱から出した縄を、綺麗に揉み解して、火で溶かした薄蝋に浸していく本郷さん。
一口に縄と言っても、こんなに手間が掛かっていた。
「縄は自在であって自在じゃ無い‥
こうして手間を掛ける事によって、自在な縄に変化を遂げる、美波から見たら不思議だろう?」
「こんなに手の掛かる物だったんですね‥
私は普通の縄だと思っていました」
少しずつ、縄は薄蝋を染み込ませて、柔軟に変化を遂げる。
その繊細な工程は達人の域。

