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契約的束縛ー羞恥公開調教
第14章 MでありSであり

「んっ‥はぁぁ‥‥」
「ちゅっ‥‥」
リップ音を鳴らして唇が離れるのを、名残惜しく追い掛けて、まだキスしていたい私。
それと共に、頭の隅にある櫻澤さんの言葉。
だけど・・・私は目の前の本郷さんから、目を離せられない。
「・・・美波・・・」
「・・・本郷さんの奪うようなキス・・・好き・・・」
「・・っっ!
はぁ、男を本気にさせるのが上手いな美波は‥
此処だと背中が痛いだろう・・・」
「えっ?・・・あっ!」
床に押し倒されていたのを、軽々と持ち上げられて、下ろされたのは、本郷さんのベッドの上。
そのついでなのか、本郷さんはスーツを脱ぎ捨てて、上半身だけ裸になった。
本郷さんがベッドに座る事で、ギシッとベッドが沈む。
それに、傷痕がハッキリの本郷さんの躰。
言葉より先に・・・躰が動く・・・
「・・・・ん・・・・」
「美波??」
そう、私は本郷さんの傷痕に口付けた。
何度も、広い傷痕を少しずつ・・・
「そんな事しなくていい‥‥」
「私が‥‥んっ‥‥したいの‥‥この傷も本郷さんだから‥‥‥」
「そんな事を言うのは、本当に美波くらいだ」
「・・ちゅっ・・ちゅっ・・」
お返しのリップ音を立てながら、傷痕を唇で舌で口付け舐めて。
この傷痕も、ちゃんと本郷さんだと思えるよ。

