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第15章 獣の調教師

『八神美波‥‥
既に話は聞いている筈だ、Cross selsの誓約に同意するか？』


「・・・
はい、同意し誓約致します・・・」


『では歓迎しようCross selsに‥
それと、誓約はあれど自由にして構わん‥
我々より更に上が、八神美波、お前の自由を認めた、当面は櫻澤の元に居るが良い』


「・・・・・はい」


自由にして良いって？


この幹部より上って？


私には分からない事だらけ。
でも、聞いても答えてはくれなそう。



「そう、拠点を移します、次の候補は追々そちらに‥」


『そうか‥
今月は１人、次に期待する』


「ええ‥‥」


櫻澤さんの言葉を最後に、通信が切れた。
拠点、場所移動するんだ。



「どうだ？
Cross selsの一員になった心境は？？」


「どうと言われても‥
まだ実感は無いです」


「まあな‥
基本自由という事だし、俺達と一緒に居れば良い事だ」


「はい、私はみんなと一緒に居ます」


「それで良い」


「・・あっ・・」


デスクを離れた櫻澤さんに、グッと腕を掴まれキスされる。
深く激しく、櫻澤さんの唇に舌に全てを奪われてしまいそう。