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契約的束縛ー羞恥公開調教
第16章 優しき調教師

隣に座ったら、本郷さんが私を見詰めて来るけど。
その、何となく躊躇っているような??
「本郷さん・・・」
「本当に良いのか‥
俺が奪っても‥‥」
「・・・・・」
私は一度だけ頷く。
その覚悟を決めて此処に来た、後悔なんて無い。
「・・・・・美波・・・・・」
「・・・あっ・・・」
本郷さんの包まれるような優しい抱擁。
まるで壊れ物を扱うような。
「今までが今までだ‥
極力普通に、優しくしてやりたい‥‥」
「縄、使っても良いんだよ本郷さん‥‥」
「いや、普通に美波を抱きたい‥‥嫌か?」
「うんん‥‥」
本当に普通に、お互いを見詰め合い惹かれ合うようなキス。
何度も唇を合わせて、ゆっくりと舌を絡ませ合う自然な成り行き。
「・・・美波・・好きだ・・・」
「本郷・・・さん・・・」
また啄むようなキスの嵐。
唇から耳元、項から首筋に、優しく柔らかく。
心の中は、人一倍優しい本郷さんだから。
こういう時も、気を使ってくれているって分かってる。
「・・・ん・・・ぁぁ・・・」
片腕で背中を支えられ、静かに押し倒され、私の上から本郷さんは私を見詰めて来る。
「・・・・・美波・・・・・」
「・・・あっ・・・」
また唇が重なる。
美波と呼ばれる度に、トクンと心臓が鳴る、優しい本郷さんの心に共鳴するみたい。

