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契約的束縛ー羞恥公開調教
第17章 魅了の調教師



「・・・
仁科さん‥‥もっと‥‥」


「・・・美波・・・」


私の方は、ただ驚きで美波を見詰めている。
こんな奇跡的な偶然があるものなのかと。



(試して・・・みますか・・・)


今のままでは、美波はかなり危険な状態。
何時餓えで人を襲ってしまうか、私ですら予想が付かない。


日本というのは色々と面倒くさい、私でも庇え無くなったら美波はどうなる??


そうなる前に、美波を完全に覚醒させ安定させてしまう、それが私に出来る一番最良の選択。


美波にどう思われても、私には美波を守るのが最優先。
だが覚醒してしまった美波は、完全なる稀少種となってしまう。



(こんな事をした私に、美波は何と言うのでしょうね・・・)


恨まれるかも知れない‥


なじられ、嫌われるかも知れない‥


それでも、私は美波が危険を冒す前に、美波を助けたい、私自身の独り善がりであっても。



「・・・・・
すみません・・・美波・・・」


「・・・えっ!?」


私は、そっと美波に近付き、その首筋に牙を立てた!!



「・・・あっ・・・」


「ん・・・はぁ・・・」


もう一度だけ、正確に私の力を送る。
多分これで美波は覚醒し顕現してしまうだろう‥‥もう逃れる術は無い・・・・・



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