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契約的束縛ー羞恥公開調教
第17章 魅了の調教師



赤み掛かった黄金色の瞳を見詰めながら、互いに惹かれ合い唇を重ね触れ合う唇。



「・・んっ・・」


「美波・・・美波・・・愛しています・・・」


「仁科・・さん・・」


「・・・悠人・・・
ラシードと呼ばなくても良いですから、せめて悠人と呼んで下さい美波・・・」


「・・・ゆうと・・・」


「そう・・・
美波にそう呼ばれるのは嬉しいですよ・・・」


触れ合うだけの唇。
離れる度に、甘い囁きを返してくれて・・・


私の方も夢中になる。
仁科‥‥悠人の首に両腕を絡めて、私の方からも唇を押し付け触れているだけなのに、悠人とのキスが気持ち良い。



「美波・・・」


「もっと・・・悠人・・・」


「ええ・・・・・」


漸く悠人の舌が私の口内に忍び込んで来た、そして私も悠人の舌を求めて追い掛けてしまう。



「美波・・はぁ‥‥ちゅっっ‥‥‥」


「んんっ‥‥じゅるっ‥‥‥」


混ざり合う、互いの赤い舌と唾液の音。
闇夜の中ではっきりと、2人が混ざる音だけが響いているのに、何故か私の目には悠人の絡む赤い舌まで全てが見える。


この瞳だからなの?


それは、これから悠人が答えをくれると、そう信じている。



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