この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛ー羞恥公開調教
第18章 愛眼の調教師

そうだ、みんな色々な事情があって此処に居る。
それじゃなきゃ、こんな裏社会に来る事なんて‥‥無い‥‥
それなのに俺は、俺1人の思いだけに捕らわれ続けていた。
みんなが甘やかしてくれるから・・・
「・・・美波・・・ごめん・・・」
美波は、これからショーの準備があるからと、既に俺の部屋から出て行ってしまっている。
多分、少し前に男を堕としたばかり。
だというのに、意識はもう次のショーに目を向けて、前を見据えて進んでいる。
俺は美波を嫌ったりなんかしない。
みんなが言えなかった言葉を、美波が代弁してくれたんだ、嫌える筈が無いだろう??
「・・・
ショーの準備・・・着替えなきゃ、俺が舞台をセットしないと・・・」
ノロノロと立ち上がって、黒服に手を伸ばす。
今の俺は、あの頃の奴隷のような俺じゃ無い。
ちゃんとした一人前の調教師、美波の言う通りだ。
俺、少し考え違いをしていた・・・
今の俺は、あの頃の延長線のまま。
格好だけ一人前を気取って、中身は美波よりまだ下、新人よりまだ悪い。
「俺だって、美波のように変わりたい‥‥」
しっかり黒服に着替え、ショーの準備の為に、みんなと合流する為に、部屋を後にする。
美波みたいに、変わろうと思いながら・・・・・

