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契約的束縛ー羞恥公開調教
第18章 愛眼の調教師

「・・・・・
美波・・あまり考え事をしながらですと、頭に棒が落ちます‥
たんこぶが出来ても知りませんよ私は・・・」
「・・・ご、ごめんなさい・・・」
やっぱり、仁科さんにはお見通し。
一応集中してやってはいるよ、一応だけど。
少しだけ、そんな事を思っていたら・・・
「あ――!!
何で美波が手伝っている訳!?」
漸く調教部屋に現れた、宮野さんの大声が響く。
そして直ぐに私の側に来て、私と交代してくれた。
「仁科ぁ――
女に力仕事は無いだろう?」
「こちらにも人手というものがありますので‥
主催は次の準備で不在ですし、美波しか居なかったので仕方無くですが?」
「・・・
悪・・かった・・・
俺が全面的に悪い‥
美波にも余計な心配掛けたけど、俺もう大丈夫だと思う」
「・・・そう・・・
じゃ私は、他の方に回りますね」
少しだけでも、心が溶ければそれで良い。
宮野さんだったら、そこから変われると思うから。
調教部屋を出ようと、まだ棒を支えている仁科さんとすれ違った時に・・・
『手を貸しました?』
こう聞かれたけれど、私は笑っただけでハッキリと答えずに、そのまま調教部屋を出た。
分かる人に分かって貰えれば、それだけで良いから。

