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契約的束縛ー羞恥公開調教
第20章 大いなる保護と罠

・・・血が小箱に流れる・・・
小箱が血に反応する。
仄かに光り輝いて、何回か小箱自体からカチッという音が小さく部屋に響き。
最後に少し大きくカチッと鳴った後、小箱は輝きを失い元の普通の小箱に戻った。
「・・・開いた?」
「封印の小箱‥
遺跡の石から作られた物で、今のが小箱の封印と鍵を外すやり方、からくりとも言いますね‥
小箱よりも問題は中身なんです」
今はもう指1本で、小箱は簡単に開く。
中に入っているのは、2つのお揃いのピアス。
「・・・ピアス・・・」
「Cross selsは、ピアスの材質と十字架の上下で階級が示されます‥
これは盟主のピアスと呼ばれる盟主の階級を示すピアス‥
そして、お守りです」
「お守り?」
「付ければ分かりますよ美波・・・」
小箱からピアスを1つ摘み、美波の左耳へと持っていく。
「女性は左、男性は右と決まっています‥
少し痛いですよ美波?」
「・・・・っ!」
パチンと音がしたと思ったら、ピアスは美波の左耳を貫き直ぐに固定されてしまう。
「ああ‥
少量ですが、血が出てしまいましたね」
微かだが耳に滲む美波の血を、舌で綺麗に舐め取り。
「これで良いです‥
後は私ですか‥‥」
もう1つのピアスを摘み私の右耳へ。
美波と同じく、パチンとピアスの穴を開け耳に通した。

