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契約的束縛ー羞恥公開調教
第22章 盟主の力



これは間接的だが、私自身がこの感覚を味わったのは・・・



「・・・・・
・・・毒と薬・・・」


昔は、毒も薬も紙一重。
気付かずに体内に摂取してしまい、数時間の間、躰の拒絶反応を味わった。


毒や薬は私には殆ど効かない。
だが異物は異物、中和するまでの間、薬の効果と軽い気持ち悪さに襲われる。


今の感覚はまさにそれ。



(誰かが、美波に毒か薬を‥‥)


やはり理由が分からないのだが、異物が体内に入った、そう判断して間違い無さそう。


とすれば、何故美波は毒か薬を体内に入れた?



「・・・
美波の行動理由・・・」


突き詰めれば、そこに行き当たる。
理由無き行動はしない、美波がリアクションを起こす時は、必ず理由がある筈。



(一番は‥‥守る心‥‥)


大切なものを受け入れ守る。
美波が取る行動の基本的原理、知らず身に付いた本能と言った方が正しいのか?


そして美波自身の、心を守る本能。
それは誰よりも強い心、精神力を持っている。



(故意的ですと、守る方‥‥)


守る、何を?


決まっている、私達4人とこの場所。
それが、今の美波の守りたいものの全て。



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