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契約的束縛ー羞恥公開調教
第22章 盟主の力

"・・パタン・・"
リビングを出て、直ぐに私は全感覚を研ぎ澄ます。
(一番含有量が多いのはニトロ‥‥)
自然にある物質なら、ピンポイントに、それ1つを探せば良い。
それだけだったら、力など大して必要としない。
「・・・・・」
瞳を閉じ、自然と調和するように感覚を広めれば・・・
(・・・・
1つ‥2つ‥‥3つ‥‥‥)
屋敷の外庭にニトロの反応。
あの磐田嗣の言った事は、全て正しかった。
「急いで回収してしまわないといけない」
気持ち悪さは、かなり引いた。
これは、薬の効果が薄れて来ているのが原因と判断。
素早く外に回り、建物から離れて先ほどの庭の少し向こう側。
「・・・
ありましたね・・・」
茂みの中に隠すように、爆薬が置いてある。
「意外に古典的手法で助かります‥
この程度でしたら、私の理解の範囲内」
主になるダイナマイトと配線、そして遠隔装置と言われた部分。
他に余計な細工は?
液体が入っている、ガラスの細長い入れ物が1つ。
「確か‥‥バランス‥
このバランスが狂っても爆発する仕組み、でしたか‥‥」
全てはダイナマイトありきの仕様、だからダイナマイトだけを取り除く。

