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契約的束縛ー羞恥公開調教
第22章 盟主の力



手前のバランス管を揺らさないように、細心の注意を払い指先をダイナマイトに付ける。


そしてもう片方の手は、手の平を上にして胸近くに。



「・・・・・」


集中すれば瞳の色が戻るのが分かる。
この瞳は自然のあらゆる物質を視る、ダイナマイトの細かい成分まで全てを見抜く。



(一瞬で全て・・・)


指先に力を送り出し・・・・・私の躰という媒体を通して全ての成分を吸収、そしてダイナマイトは私の胸近くの手の平の上に乗った・・・



「っっ!
・・・ふぅ、大丈夫のようですね・・・」


ダイナマイトを失い、バランス管が作動‥‥したが爆発する物は無し。
ただカチッと、機械音がしただけ。



「この調子で次です」


全くの偶然だが、昼間美波にピアスをした時、少量だが美波の血を舐めた。


それが今の力の源。
流石に大きな事は出来ない、でも多少の力は使える今はそれで十分。



「2つ・・・」


2個所目も、何の問題も無くダイナマイトだけを抜く事に成功。



「3つ目は、反対側ですね‥‥」


正面と左右、建物を囲むように3個所。
確かに同時に爆発させられたら、建物はひとたまりも無い配置。



「・・・余計な事を・・・東条海里、神楽亜弥・・・」


久しぶりの本気の怒り・・・


この私を、怒りの方向に持っていくとは。
それは死に繋がると教え込みましょう、その自身の身を持って。



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